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- 首都ハノイでも大きな被害、4人死亡
- 飛ばされた屋根に激突、倒木下敷きで
- 倒木・枝折れの被害は2万5156件
ハノイ市人民委員会は8日夜、台風3号(アジア名:ヤギ、日本では台風11号)の被害による市内4人目の死者が確認されたと発表した。強風で折れた木・枝は2万5000本以上とも言われている。
市内では、強風で飛ばされたトタン屋根がぶつかって1人が死亡。この他、倒れた木の下敷きになった3人が死亡した。ハノイ市緑地公園社(Cong ty Cong vien Cay xanh Ha Noi)によると、今回の台風では、2万5156本の倒木・枝折れの被害が発生。被害のほとんどが、◇ホアンマイ区、◇ロンビエン区、◇ザーラム郡、◇ドンアイン郡、◇ナムトゥーリエム区に集中していた。
倒木により、道路が遮断されたほか、下敷きとなった車両が損壊するなどの物的被害も出ている。市郊外では土砂崩れも発生しており、道路の冠水や家屋の浸水、納屋の倒壊、漁船の沈没、トタン屋根が飛ばされるなどの被害が確認されている。またタックタット郡とクオックオアイ郡では、合わせて電柱100本余りが折れて停電が発生した。
市当局は被害克服のため全力を尽くしている。保健局は、医療施設に対して負傷者に最善の治療を施すよう指示。また労働傷病兵社会局は、被災者遺族の慰問と支援を計画しており、教育訓練局は、通学を再開する生徒・学生の安全確保を徹底するよう指導した。