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- 公安省がバンブー航空元会長を捜索
- STB頭取の誹謗中傷とデマ投稿繰り返す
- STBが合法的な利益の侵害で告発
公安省傘下の治安捜査機関(A09)は、サコムバンク[STB](Sacombank)からの告発を受け、地場不動産デベロッパーFLCグループ[FLC](FLC Group)元副会長・同社傘下バンブー航空(Bamboo Airways)元会長のダン・タット・タン氏の行方を追っていると発表した。同氏は姿をくらましており、人々に情報提供を呼び掛けている。
STBは、タン氏が自由および民主を乱用して国家・組織・個人の合法的な利益を侵害したとして、同氏を告発した。
FLCでは、チン・バン・クエット元会長と関係者らが2022年3月に詐欺・資産横領容疑や株価操縦容疑で逮捕された事件を受け、バンブー航空を含めた傘下企業が大きな打撃を受けている。
STBで頭取を務めるズオン・コン・ミン氏は、不動産デベロッパー大手ヒムラム・グループ(Him Lam Group)の創業者としても知られる。STBはFLCの大きな債権者となっており、ミン頭取は2022年8月にバンブー航空の「取締役会上級顧問」に就任。構造改革の一環として、タン氏はバンブー航空会長のポストから外された。
その後、タン氏は複数回にわたって、ミン頭取を誹謗中傷する内容をソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に投稿。直近では4月上旬、「ミン頭取が華人系不動産大手VTPグループ(Van Thinh Phat Group)の違法社債発行や、VTPと密接なコネクションがあるサイゴン商業銀行(SCB)による銀行業務違反など一連の事件に関与し、主犯格チュオン・ミー・ラン被告のためにマネーロンダリングを行ったため、当局から出国禁止措置を受けている」と書き込んだ。
なお、公安省報道官のトー・アン・ソー中将は、この投稿があった翌日、タン氏の主張は事実と異なると発表した。