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- 「LOTUSat-1」、25年2月までに打上げ
- 地上システムは24年9月に完成予定
- 日本ODAを活用した初の地球観測衛星
ベトナム科学技術研究所傘下のベトナム国家宇宙センター(Vietnam National Space Center=VNSC)は、地球観測衛星「LOTUSat-1(ロータサット・ワン)」を2024年12月~2025年2月の間で打ち上げを予定していることを明らかにした。
同衛星は重さ570kg。あらゆる気象条件、特に曇りや霧がかかった日、また日中と夜間の低照度条件下において高解像度の画像を撮影することが可能。軌道上での運用期間は5年間を予定している。
また、同センターが整備・運用するハノイ市のホアラック宇宙センターに設置される地上システムの整備は2024年9月に完了する見込み。
これに先立つ2019年、ベトナム国家宇宙センターは、住友商事株式会社(東京都千代田区)との間で、「LOTUSat-1」の開発・製造・打ち上げサービス調達と地上システムの整備、および衛星開発プロセスに向けた現地人材育成に関する契約を締結した。
なお、この契約は、日本企業が政府開発援助(ODA)基金を活用した初の地球観測衛星案件で、国際協力機構(JICA)の本邦技術活用条件(STEP)に基づいて実現したもの。