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ホーチミン市は、中心部1区で展開しているシェアサイクル事業について、運営範囲をゴーバップ区とフーニュアン区まで拡大し、計27か所のサイクルポートを新たに設置する計画。
公共交通管理センターによると、現在1区には43か所のサイクルポートが設置されており、シェアサイクルは、新たな交通手段として、市民や観光客から好評を博しているという。シェアサイクル事業は、ホーチミン市を成功モデルとして、今後は多くの省・市に拡大していくと見られている。
シェアサイクルは、環境に優しい公共交通機関として、利用が推奨されており、市人民委員会は最近、シェアサイクル事業の運営範囲拡大を承認した。まずは、1区に16か所のサイクルポートを増設し、ゴーバップ区とフーニュアン区には計11か所のサイクルポートを新たに設置する方針。
シェアサイクルは、市中心部のバスや都市鉄道(メトロ)、フェリーなど他の公共交通機関とのアクセスも強化するもの。2021年12月から2023年10月までに、30万人近くが利用登録し、47万回以上の利用があった。1日当たりの平均利用回数は706回となっている。
なお、ホーチミン市人民委員会はこのほど、シェアサイクル事業のさらなる運営範囲拡大を承認した。2024年中に、同市直轄トゥードゥック市だけで、新たに159か所のサイクルポートを設置。この他、◇ニャーベー郡に6か所、◇5区に2か所、◇ビンタン区に2か所、◇6区に4か所、◇タンフー区に12か所のサイクルポートを設置。これにより、シェアサイクル事業を市全域に拡大させる方針。