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北中部地方タインホア省の道路の真ん中に、3120本もの電柱が移設されずに残されており、美観を損ねているだけでなく、交通事故を引き起こす懸念があると問題視されている。
同省商工局によると、道路中央にある電柱のうち、3033本は低圧線、残り87本は高圧配電線の電柱。問題の電柱が最も多い地区は、◇イエンディン(Yen Dinh)郡:1170本余り、◇クアンスオン(Quang Xuong)郡:400本、◇ハウロック(Hau Loc)郡:290本余り、◇ティエウホア(Thieu Hoa)郡:243本など。
問題発生の原因は、各自治体が道路拡張・改修工事を行う際に、資金不足に陥ったり、交通・電力インフラ間の整備計画のすり合わせができていなかったことなどが挙げられる。
タインホア省当局は、各レベル人民委員会と関連機関に対し、交通安全を確保すべく、電柱の移設計画を早期策定するよう求めている。
なお、2日早朝には、タインホア市在住の男性(30歳)がバイクで走行中、道路の真ん中に立っている電柱に衝突して死亡する事故が発生している。