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ベトナム人ユーチューバー(YouTuber)のもとに、ドイツの高級車メーカーであるアウディ(Audi)の担当者から直接お礼の電話がかかってきた。
木工作家のチュオン・バン・ダオさん(北部紅河デルタ地方バクニン省在住)は、子供のために電気で動く木製のスーパーカーを制作する活動を続けており、作品作りの行程などを自身のユーチューブ(YouTube)チャンネル「ND-Woodworking Art」に投稿している。
昨年、アウディの電気自動車ロードスターモデル「スカイスフィア・コンセプト(Skysphere Concept)」の木製自動車を制作して投稿したところ、アウディの担当者から、「我が社のモデルを選んでくれて、ありがとう!」と連絡があったという。
ベトナム国内では最近、様々な作家がスーパーカーをモデルにした作品を制作してSNSに投稿する動きがあり、これらの作品は国内外から関心を寄せられているが、モデルにした自動車のメーカーから作家本人に直接連絡があるというのは稀だ。
ダオさんは、「スカイスフィア・コンセプトはTikTokでも非常に人気を集めている。フェイスブック(Facebook)の動画だけでも既に5億人が視聴した」と話した。
今回の木製「スカイスフィア・コンセプト」は、娘のために2か月の期間をかけて制作したもの。ダオさんはこれまでに、◇英ロールス・ロイス(Rolls-Royce)の「ボートテイル(Boat Tail)」、◇伊ブガッティ(Bugatti)の「チェントディチ(Centodieci)」、◇伊フェラーリ(Ferrari)の「GTO250」など数々の木製スーパーカーを制作している。作品は子供たちのために作ったもので、商品化する予定はないとのこと。