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ホーチミン市人民裁判所は26日、麻薬密売の罪に問われていたレ・キム・ロアン被告(女・55歳、ハノイ市出身)に死刑判決を下した。
起訴状によると、2022年3月1日午後4時ごろ、タンフー区フーチュン街区ケンタンホア(Kenh Tan Hoa)通り84番地の前で、被告が麻薬を違法所持していたところを同区警察が現行犯逮捕した。
警察は、被告が運転していたバイクから705gのヘロインを発見。さらに、11区の家宅を捜索したところ、さらに9.15kgもの大量のヘロインが見つかった。
取り調べに対し、被告は12区にあるスーパーマーケットの前で焼きライスペーパーを売っている際、「ウットライ」と名乗る男と知り合ったと供述。借金に苦しんでいた被告は、男から麻薬密売の仕事を紹介され、1袋につき300万VND(約1万7000円)の報酬でこれを引き受けた。
被告は男から合わせて28袋を受け取った。3月1日に男の指示に従い、「ミン」という別の男に2袋を配達するため、タンフー区フーチュン街区クオンベト(Khuong Viet)通り125番地に向かっている途中、張り込み捜査で尾行していた警察に逮捕された。
裁判所は、大量の麻薬を密売しようとした被告に対し、「非常に悪質な犯罪であり、社会に与えた悪影響は計り知れず、社会から永久に排除する必要がある」として死刑判決を下した。