(C) tuoitre |
10月1日午前0時から社会的隔離措置の緩和に伴いニューノーマル(新常態)へ移行したホーチミン市。措置の緩和を前に、地方出身の多くの市民が9月30日夕方からバイクで故郷に向かおうとしたが、隣接する各省との境に設置された検問所で阻止され、やむを得ず路上で夜を過ごす人も多くいた。
中でも、南部メコンデルタ地方ロンアン省に隣接するホーチミン市ビンチャイン郡タントゥック町(thi tran Tan Tuc)の検問所では、数百人もの人々が移動を阻止された。バイク1台に一家を乗せ、さらに扇風機なども車体に結び付けて移動するケースも多く、幼い子供たちが路上に広げられた段ボールの上でミルクを飲むといった光景も見られた。
警察は長時間かけて説得を試みたが、市民らは断固として帰省を希望した。これを受け、警察は10月1日午前0時半ごろ、帰省を希望する人々に個人情報を収集するための用紙を配り、希望者らの出身地の地元当局に連絡して受け入れを要請。午前7時ごろになってようやく13省・市から同意を得た。
帰省希望者らは当局が手配するバスで移動し、バイクや荷物はトラックで輸送されることとなり、移動の手配が完了するまで警察の案内に従い付近の教育施設で待機した。
なお、同市では1日午前0時から通行許可証が廃止され、市民は自由に市内を移動できるようになっているが、許可なく他の省・市に移動することはできない。市は引き続き、隣接する各省との境に検問所を設置している。