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ハノイ市の一部の行政区で7月1日から市政モデルが試験導入されている。
対象となる行政区は、◇バーディン区、◇カウザイ区、◇ドンダー区、◇ハイバーチュン区、◇ハドン区、◇ホアンキエム区、◇ホアンマイ区、◇ロンビエン区、◇タイホー区、◇タインスアン区、◇バックトゥーリエム区、◇ナムトゥーリエム区、◇ソンタイ町の13区・町で、いずれも都市部に当たる。
ベトナムの行政区では、都市部の「街区」と農村部の「村」は行政区レベルが最も低い。通常は街区・村レベルも行政機関としての人民委員会(役所)と、立法機関としての人民評議会(議会)を置く。
一方、市政モデルの導入により、ハノイ市の上述の13行政区では、街区レベルの人民評議会を置かず、街区人民委員会のみを設置する。街区人民委員会の主席・副主席は、街区人民評議会の投票による選出に代わり、区・町人民委員会主席が任命する。
この市政モデルは2021年7月1日から試行し、国会が終了を決定するまで適用する。市政モデルの導入により、事業運営の効率化や行政手続きの簡素化にもつながるものと期待される。