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ホーチミン市新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策指導委員会の決定により同市でこのほど導入された「新型コロナウイルス感染リスク指数」について、ホーチミン市疾病管制センター(HCDC)は市内企業の評価を行い、14日にその結果を発表した。
この評価は、郡・区レベルの医療センターと協力し市内企業の工場など960か所を対象に実施したもの。評価結果の詳細は以下の通り。
◇感染リスクが非常に低く、通常通り活動可能な企業:3.0%。
◇感染リスクが低く、活動を維持することは可能だが、10項目の中で指数が最も高い項目の見直しが必要な企業:30.0%。
◇感染リスクが中レベルで、10項目の中で7ポイントを上回る項目がなければ通常通りの活動を維持することが可能な企業:60.8%。
◇感染リスクが高く、リスク削減の対策を実施しなければ活動が維持できない企業:3.0%。
◇感染リスクが非常に高く、活動を一時停止しなければならない企業:0.2%。
市は、新型コロナウイルス感染リスク指数で求められる条件を満たさず見直しが必要な企業に対し、感染リスク軽減策を指導する。
なお、新型コロナウイルス感染リスク指数は、◇集まって作業をする労働者の数、◇工場内の労働者密度、◇工場出入りの際の手洗い・消毒の有無、◇作業中のマスク着用率、◇工場に入る前の体温検査を受ける労働者の数、◇食堂内の労働者間の距離、◇送迎車で出退勤する労働者の数、◇労働者の送迎車乗降場所の数、◇労働者へのマスク支給、◇夜勤がある企業(食料品、医薬品、石油関連製品、電気、水道水、燃料、ただし新型コロナウイルス感染症対策用の医療設備を生産する企業を除く)の10項目から評価される。