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ホーチミン市労働傷病兵社会局は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による市民への経済的な影響を受けて、10日までに市内に住む功労者や宝くじ売り、貧困者、準貧困者、及び新型コロナウイルス感染症により失業した労働者に対して補償金を給付する。
これは新型コロナウイルス感染症の感染拡大対策の一環で、4月1日から15日間にわたる「全国隔離措置」期間中の経済的損失の補償を目的としている。
統計によると、市内の宝くじ売りは1万2000人おり、同市は期間中の補償として1人当たり75万VND(約3500円)を給付する。
市内における貧困及び準貧困の世帯数は3万2000世帯とされている。しかし、同局の審査によると、このうち給付対象とみなされるのは、新型コロナウイルス感染症の影響によって失業した労働者、社会やコミュニティからの生活保護を受けられなくなった者、商売で損失を被った者の3グループで、全体の28%に相当する9000人だという。同市はいずれかのグループに該当する世帯に対して4月~6月の間に1世帯当たり300万VND(約1万4000円)を給付する。
統計によると、市内の企業41万5000社で就労する工員は320万人に上る。企業の75%は原料調達が困難になり生産休止を強いられ、工員の25~30%が失業するとみられている。なお、失業者には民間の幼稚園教職員も含まれる。