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イタリア国内で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行が急速に拡大していることを受け、ベトナム国家疫病予防指導委員会は、3日午前0時よりイタリア人に対するビザ免除措置を一時停止することを決定した。既にイタリアからの入国者に対しては、健康申告制度と14日間の隔離措置が適用されている。
ベトナム政府はこれに先立ち2月29日付で、韓国人に対するビザ免除措置を一時停止にすると共に、韓国からベトナムに入国、もしくは直近14日間に韓国に滞在した後に第三国経由でベトナムに入国する全員に対して隔離措置を適用した。
イタリアでは2月末から新型コロナウイルス感染者が急増。同国保健局によると、2日朝の時点で感染者は1694人、このうち83人が回復、死者の数は34人に達した。地域別で最も感染者が多いのは、北部ロンバルディア州の984人となっている。
ベトナムでは現在、感染流行国である中国、韓国、イタリア、イランの4か国から入国する者に対して、空港などの国境検問所で検疫を受けることを義務付けており、発熱や咳などの症状があれば医療施設に移され、隔離・精密検査を受けることになる。
同4か国の感染流行地域にいた者、または発熱や咳の症状がある者と接触した者は、国の施設で隔離措置を受ける。同4か国の感染流行地域以外の地域にいた者は、自宅・宿泊施設で隔離措置を受け、地元医療当局の監視下に置かれる。