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中国・湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に便乗したフェイクニュースの拡散を受けて、ベトナム航空局は公安機関に捜査を要請した。
問題のフェイクニュースは、「ベトナム~日本/韓国線の運航が禁止された」というもの。これは、20日と21日の両日にベトナム~韓国間の複数の便が欠航になったことが背景とみられる。
これについて航空局は、運航禁止の情報は全くのデマだと明言すると共に、公安機関に対し今回のフェイクニュース拡散について捜査を要請した。
リアルタイムフライトトラッカー「フライトレーダー24(Flightradar24)」によると、20日と21日の両日に6便のベトナム~韓国間のフライトが欠航になった。
欠航の理由についてベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)などの航空会社は、「新型コロナウイルスの感染拡大を受けて航空需要が急減しているため」と説明した。
HVNによると、ベトナムと感染流行地域である中国、香港、マカオ、台湾、韓国を結ぶ国際線の同社の乗客数は▲80~100%減と大幅に減少しているという。