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保健省は6日19時、ベトナム国内で新たに2人の新型コロナウイルス(nCoV)感染が確認されたと発表した。これにより、ベトナム国内の患者数は12人となった。12人のうち3人は既に完治し退院している。
新たに感染が確認された2人は北部紅河デルタ地方ビンフック省ビンスエン郡ソンロイ村(xa Son Loi, huyen Binh Xuyen)の住民で、先に感染が確認された日系企業の従業員(23歳)の母親(49歳)と妹(16歳)だという。2人は咳や倦怠感などの症状が出たため、4日から隔離され、検査を受けたところ陽性だった。
この従業員はビンスエン郡のタンロン工業団地にある日本プラスト株式会社(静岡県富士宮市)のベトナム子会社に務めており、他の7人とともに武漢で研修を受けた後、1月17日に中国南方航空(China Southern Airlines)のCZ8315便で広州からハノイ市へ全員一緒に帰国した。
現在のところ武漢へ渡航した8人のうち5人が新型コロナウイルス陽性で、さらにその家族ら3人にも感染が確認された。このほかの患者4人は、中国人親子2人、この親子と接した南中部沿岸地方カインホア省のホテルの受付業務の女性、米国から武漢経由でホーチミン市タンソンニャット国際空港に到着した米国在住の越僑(在外ベトナム人)の男性となっている。