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11月に国会で可決されたベトナム国民の出入国法(2020年7月1日施行)では、ベトナム国民はICチップを埋め込んだパスポート(旅券)を使用することができると規定している。
ICチップに個人情報が入ったパスポートは、偽造や改ざんが困難なため、セキュリティ性が高いとされており、既に多くの先進国が導入している。
ベトナムは現在、機械設備の調達などIC旅券の発行に向けた準備を進めている段階。予定では、2020年年初から試験的に導入し、2020年7月1日以降に発行を開始する。
公安省傘下の出入局(A08)の責任者によると、パスポート発行を新規申請する際にIC旅券、または従来のパスポートのいずれかを選択することが可能。
なお、既にパスポートを持っている者は、IC旅券の発行開始後も、従来のパスポートを期限切れまで使用することができ、期限切れになっていないパスポートをIC旅券に切り替えることも可能だ。