(C) baotintuc |
政府傘下ベトナム社会保険機関(VSS)は、2019年から2021年までの社会保険・失業保険加入促進計画を発表し、目標達成に向けて各省・市の社会保険機関に対策を指導した。
計画によると、全国の労働人口に占める社会保険加入者の割合を、
◇2019年:32.3%
◇2020年:33.9%
◇2021年:35.6%
とする。
また、全国の労働人口に占める失業保険加入者の割合を、
◇2019年:27.3%
◇2020年:28.6%
◇2021年:29.8%
とする。
ハノイ市とホーチミン市の2大都市について、ハノイ市では2019年の社会保険加入率を53.6%とし、2021年に59.1%へと引き上げる。また、2019年の失業保険加入率を50.0%とし、2021年に54.0%へと引き上げる。
ホーチミン市では、2019年の社会保険加入率を62.7%とし、2021年に66.9%へと引き上げる。また、2019年の失業保険加入率を60.1%とし、2021年に63.1%へと引き上げる。
このほか、◇ソンラ省(西北部地方)、◇ハザン省(東北部地方)、◇ダクラク省(南中部高原地方)、◇ダクノン省(同)、◇ザライ省(同)、◇アンザン省(メコンデルタ地方)、◇バクリエウ省(同)、◇ドンタップ省(同)など、発展が遅れている一部地方の2019年の社会保険加入率の目標は10~11%の低い水準に設定されている。
なお、VSSは各省・市の社会保険機関に対して、地方の予算を拠出して社会保険に自発的に加入する人々に対する補助措置を設けることについて、人民評議会と人民委員会の意見を仰ぐなどして対策に取り組むよう指導した。