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ベルギー当局の要請を受けたフランス当局が、麻薬密売罪で指名手配されていたベトナム人女性を逮捕したことが分かった。
逮捕されたのはファム・ティ・トゥエット・マイ被告(34歳)。マイ被告は、2010年10月から2011年5月までの間にベルギーで麻薬を密売したとして、2013年5月に本人不在のままベルギーの裁判所で欠席裁判が行われ、禁錮4年の判決が下されていた。
同被告は2018年12月18日、恋人の家族を訪れようと、恋人と一緒にパリのシャルル・ド・ゴール空港でマルタ行きの便に乗り継ぐところをフランス警察に逮捕された。
同被告は逮捕翌日の2018年12月19日に釈放されたが、身分証明書を押収されたほか、滞在場所を指定され、出国を禁止される措置を受けている。
マイ被告はオランダで5年にわたり就学・就労していたが、2010年3月にベトナムに帰国。2010年5月から2012年5月までの間はベトナムにある会社で働いていた。
同被告は、「2011年11月に約1週間、スペインのバルセロナに出張したことがあるが、問題の期間(2010年10月から2011年5月まで)はヨーロッパのビザがなかったため、ベルギーに入国し犯罪を犯したはずがない」、「名義を利用された可能性がある」と無罪を主張している。
同被告とその恋人の2人はパリのホテルに宿泊しているが、滞在が長引き資金不足に陥っている。マイ被告は「疲れ果てている。早く帰国させて欲しい」とコメントした。