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従来型タクシー大手のビナサンタクシー[VNS](Vinasun)が、不正競争を行ったとして配車アプリを展開するグラブタクシーベトナム(GrabTaxi Vietnam)を訴えた事件で、ホーチミン市人民裁判所は27日に同裁判を再開した。
同事件の裁判は2月6日に始まり、これまでに6回の裁判が開かれた。
これに先立ち、VNSとグラブの両社が和解の希望を申し出たため、裁判は一旦延期された。その後、両社は和解案について話し合ったが、合意に至らなかったため、同裁判が再開されることになった。
和解の話し合いにあたってグラブはVNSへの投資と事業提携を提案していたが、VNSはそれを却下したという。
これに関してグラブは、「競争により被った不利益の賠償を求める裁判ではあるが、それはVNSの本当の目的ではない。スマートフォン向けアプリを活用した配車サービス事業に関する規定を見直させるため、管轄当局に圧力をかけようとしている」と主張している。