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ホーチミン市タンビン区警察は3日、乗客の女性を脅迫して現金と携帯電話を奪ったとして、ウーバー(Uber)運転手のグエン・ティエン・チュン容疑者(男、同市10区在住)を強盗の疑いで逮捕した。
警察の捜査によると、被害に遭ったAさん(女性)は2日未明、同市5区のグエンビエウ通りからタンビン区ラックロンクアン通りのマンションまで行くため、ウーバーで「フォード(Ford)」ブランドのタクシーを呼んだ。
そこでAさんを乗せたのが「シボレー(Chevrolet)」ブランドの小型車を運転するチュン容疑者だった。Aさんは車種が違うことを不審に思いながらも、深夜だったためやむを得ずチュン容疑者の運転する車に乗った。
同容疑者は行き先のマンション付近まで走ったところで、突然振り返ってAさんの首に刃物を当て、所持金を出すよう脅迫した。Aさんが携帯電話、現金800万VND(約4万円)、100USD(約1万1300円)、100CAD(約9000円)とクレジットカードを出すと、同容疑者はAさんを降ろして逃走したという。
同容疑者は賭博で借金を抱えたため、フォードの車を売って借金を返した後、シボレーの小型車を借りて運転手の仕事を続けていたと供述している。ウーバーに登録した車両と異なる車両を使えば警察にも発見されないと考え、事件後も逮捕前まで営業を続けていた。