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27日午後、ベトナムと香港を結ぶ光海底ケーブル「アジア・アメリカ・ゲートウェイ(AAG)」にトラブルが発生し、ベトナムから海外へのインターネットアクセスに影響が出ている。
今回のトラブルは台風の影響によるものだというが、原因がケーブルの切断なのか操作設備システムの問題なのかはまだ明らかになっていない。
ただし、各通信事業者は、2016年末に試験運用が開始されたアジア域内を結ぶ大容量光海底ケーブル「アジア・パシフィック・ゲートウェイ(APG)」などAAG以外の迂回ルートに接続を切り替えて対応しているため、トラブルによる影響は限定的だという。
総延長2万kmに及ぶAAGは、ベトナムから海外へのインターネットアクセスで通信量の60%を担う最大のルートだが、2009年に運用が開始されて以来、トラブルが相次いで発生している。直近では、2月18日に香港沖で切断事故が発生し、完全復旧までに約2か月を要した。