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フィリピンのスールー諸島沖で19日18時頃、ベトナム人船員17人が乗り込んだベトナム船籍の貨物船「ザンハイ号」が海賊に襲われ、船員1人が射殺されたほか、船長を含む乗組員6人が拉致された。
同船はインドネシアからフィリピンに向けてセメントを輸送している途中で被害に遭った。海賊は現場から逃走する前に船の機械設備を破壊したため、船に残された船員は外部と連絡をとることができず、漂流中に別の船に発見された。現在、フィリピン警察が捜査を進めている。
東南アジアの海域では、海賊による身代金目的の拿捕や拉致事件が多発し、ベトナム人乗組員数が人質になる事件が多く発生している。