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農業農村開発省とホーチミン市獣医支局は27日、ベトナム安全農産物生産基準(Vietnamese Goods Agricultural Practices=VietGAP)を満たした養豚場が出荷した豚80頭が、有害な禁止薬物に汚染されていたと明らかにした。同省と同獣医支局は、この養豚場のVietGAP認定の取り消しを提案している。
ホーチミン市獣医支局は20日、メコンデルタ地方ロンアン省の業者グエン・バン・トアン氏がホーチミン市にある食肉加工大手ビッサン(Vissan)の食肉処理場に出荷した豚の検査を実施した。その結果、化学物質の陽性反応が出た。
トアン氏は検査結果に反論したが、再検査を実施しても同様の結果が出たため、農業農村開発省査察部が27日、トアン氏に対し罰金2500万VND(約12万3000円)と豚80頭の焼却処分を決定した。
査察部によると、トアン氏は豚80頭をVietGAP認定されたメコンデルタ地方ドンナイ省の養豚場とその他複数の施設から買い集めていた。現在警察と協力して、これらの豚を出荷した施設を調べており、後日結果を明らかにするという。トアン氏は罰金の他に、豚の処分費用約1億VND(約49万円)も負担しなければならない。