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スマートフォン向けタクシー配車サービスを展開するウーバーベトナム(Uber Vietnam)は3日、アルコール濃度検査と車両配車の機能を兼ね備えたキオスク「ウーバーセーフ(UberSafe)」をハノイ市ホアンキエム区ハンブオム通り40番地にあるバー「ファクトリー47(Factory 47)」(40 Hang Buom St., Hoan Kiem Dist.)に初めて設置し、サービスを開始した。
アルコール濃度検査機器でもあるウーバーセーフの設置は、同社が国家交通安全委員会との間で締結した、交通安全酒場モデル事業の試験導入に関する協力契約の一環として実施されるもの。
同事業では、ウーバーセーフを人通りの多い地点や酒場街の中心に設置し、酒に酔った客がストローで息を吹きかけることでアルコール濃度を検査する。呼気中から規定数値を超えたアルコール濃度を感知すると、自動的にウーバーを通じて車両を手配し、客を無料で自宅まで送り届ける仕組みとなっている。
ウーバーセーフの導入は、カナダに続いてベトナムが全世界で2か国目となる。現時点では、ハノイ市とホーチミン市の2大都市にそれぞれ1台ずつ導入し、両市の酒場29店舗で共用して1週間ごとに設置場所を変えていく計画だ。