(C)Nhan dan,Bich Ha |
化粧品は生活必需品ではないものの、テト(旧正月)前に購入量が増える。そのため、この時期には怪しい化粧品が市場によく出回る。
ホーチミン市内の伝統的市場では化粧品が所狭しと並べられ、店員はきちんとしたメーカーの製品だと宣伝しているが、容器には製造元の表示がない場合が多く、あったとしてもいい加減な住所や電話番号が記載されている。
ショッピングモールでも、メーカー製品に見せかけた偽装化粧品が本物同様の価格で売られている。関係者によると、ショッピングモールの小売商向け賃貸スペースでは、商品管理は小売商の責任で行うことになっているため、怪しい化粧品が出現する隙があるという。
オンラインショッピングのサイトも同様だ。売られているのはほとんどが中国製品で、サイト上の写真は単なる広告にすぎない。ある化粧品会社の代表は、市内に流通している化粧品の30%余りは偽装や低品質の製品だとの見方を示している。