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ホーチミン市で3日から、領収書印刷用プリンターが付いたタクシーメーターが試験導入された。同メーターが試験導入されたのは、◇バンタイズーリック27-7(vantaidulich 27-7)、◇サビコタクシー(Savico taxi)、◇タクシーミエンドン(taxi Mien Dong)、◇マイリン(Mai Linh)の4社。一部のタクシー会社では、合わせてブラックボックス(運行記録装置)も導入した。
同メーターを導入することにより、乗客は領収書の記載から走行距離や料金を確認することができるほか、車内に忘れ物をしても乗車したタクシーと運転手を特定することが可能となる。またタクシー会社も運転手の管理が容易になるなど、双方にとって有益だと期待されている。
しかし、同メーターはコストが高く、マイリングループのホー・フイ会長によると、現在同社が所有している1万1000台の全車両に導入する場合、約1000億ドン(約4億9000万円)もかかるという。
交通運輸省による自動車運送事業および事業条件に関する政令草案では、2016年7月1日から領収書印刷用プリンター付きメーター及びブラックボックスを全タクシーで導入することが提案されている。今回、1か月間の試験導入後に利用者からの意見聴取を実施して、2016年の本格導入を目指す方針だ。