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生徒同士による校内暴力が増加する中、多くの学校は道徳教育と並行して暴力から自分の身を守る方法についての教育を行なっている。17日付ティンモイが報じた。
校内暴力は、「ガンをつけられた」、「冗談を言われた」、「気に入らない態度を取られた」などの小さな悪意や敵意、恋愛がらみの嫉妬などが主なきっかけになっている。暴力までいかない場合でも、悪口、誹謗中傷、無視、仲間外れなどのいじめがある。
ハノイ市のトーホアン中学校では、校内暴力の発生を未然に防ぐ方法として、いつもと異なる様子を感じたら学校と家庭の間で迅速に連絡し合う連絡網を整備したほか、ボランティア活動などを通して道徳の重要性を教えている。特に女子生徒には、暴力から身を守る方法として、冷静さを保ちながら状況を改善する技能や情報機器との接し方なども教えている。
またクアンオアイ高校では、相談員制度とホットラインを立ち上げて、小さな芽のうちに問題の解決を図っている。タンロン中学校でも「治療よりまず予防」という方針のもと、入学時から生徒の履歴や家庭状況を把握するとともに、学校・家庭・地域の連絡を密にすることにしている。
※最終更新:2013年6月20日10:51JST