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ハノイ市では、小学校の入学試験を控えた子供向けの学習塾が大繁盛している。今年は縁起がよいとされベビーブームになった「金の豚」年にあたる2007年亥年生まれが小学校に入学する年に当たる。人気私立学校の受験倍率は3~4倍と高くなっており、私立校へ子供を入学させたい保護者たちは、熱心に子供たちを学習塾に通わせている。トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。
ハノイ市では「金の豚」年生まれの小学校入学者数が例年より1万1000人も多くなるといわれている。ベトナムの公立学校は所在地域に居住する子供を受け入れることが義務化されているが、私立学校にはその義務は無く、入学試験を実施して入学者を選抜する。人気の高い私立校は当然倍率が高くなるため、例年以上に狭き門となっている。
現在、人気校入試準備のための塾が盛んに開校されており、庶民の収入ではとても支払えない高額の月謝にもかかわらず、人気を呼んでいる。学習塾「児童クラブ」に子供を通わせているタインスアン区在住のクイン・アインさんは、「今年3月から2007年生まれの子供を塾に通わせるようになりました。今までは土曜日だけ通って算数と英語を勉強していましたが、これから5月末の試験に向けたコースを受講します。12回コースで400万ドン(約1万9400円)です」と教えてくれた。
チュンホア・ニャンチン新都市区在住のトゥイさんは、「子供はすでにグエンシエウ小学校の入学試験を受験して、英語は良くできたけれど、選択式のIQ試験ができなかったようです。今後3校受験する予定で、合格してくれるといいのですが」と心配そうに語った。
※最終更新:2013年5月14日09:22JST