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「2020年まで新たな大学は原則的に認可しない。人口1万人当たりの大学生数の目標も現在の450人から300~350人に引き下げる。私立大学の学生の質を高めるために学生数を40%減少させる」。ブイ・バン・ガー教育訓練次官が2日に開かれた会議で、こうした方針を発表した。3日付キンテードティが報じた。
この会議は、教育に関する国会決議の実施状況レポート案に対する意見を聴取するために開かれた。レポートによると、2009~2012年の大学教育への投資額は約89兆7000億ドン(約4040億円)で、年平均20%増加している。また、働きながら学んでいる勤労学生の割合はこの3年間で28.23%まで減少した。
レポートには政府や各地方政府などに対する13の提案と、各大学に対する3つの提案が盛り込まれている。ガー次官の発言は政府に対する提案の一部とみられる。
教育訓練省は解決すべき課題として、各大学間の連携が悪く教育の質が低いこと、私立大学の教育が危機的な状況にあることを挙げた。これに対し多くの参加者が、私立大学は公立大学と比べ税制面などで差別的な扱いを受けていると指摘した。
※最終更新:2013年4月5日13:33JST