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ハノイ博物館は、タンロン・ハノイ建都1000年記念事業として約2兆3000億ドン(約86億8000万円)を投じてハノイ市トゥーリエム郡の国家会議センター隣接地に建設された。2010年10月に仮オープンしたが、展示物がわずか4000点と貧弱であるため入場者数は伸びていない。8日付VNエクスプレスが報じた。
この原因についてハノイ博物館案件管理委員会のドン・フエン・ゴック委員長は、同案件の投資主をどの部局が受け持つかで混乱があったことや、展示物の内容を決める準備に時間がかかったためと説明している。展示内容全体のデザインは8750億ドン(約33億円)の予算と共に、2011年末にようやく同市人民委員会の承認を得た。同博物館は2013年から2014年にかけて展示内容を充実させていく計画だ。
同博物館のグエン・ティエン・ダー副館長によると、1か月当たりの入場者数は約6500人でうち約1割が外国人客、仮オープンのためまだ入場料は徴収していないという。史料は既に6万点以上収集している。ダー氏は「将来、様々な企画やイベントを催して入場者を増やしたい」と語っている。