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大金持ちにとっては、インフレなんかどこ吹く風。かつてなら王様にしか許されなかった「帝王的」趣味だろうが、満足できるものならば金に糸目はつけない。17日付ジエンダンゾアンギエップが報じた。
大金持ちのペットと言えば、欧米で人気の犬種や珍しい鳥や魚が定番だが、この3~4年は猛獣や危険な動物に人気があるという。熊、虎、ヒョウ、ライオン、サイ、コブラなどで、国内で入手できなければ、海外に出かけて探す。ホーチミン市12区に邸宅を構えるある不動産実業家は、自宅の池でワニを10匹ほど飼育している。
2005年にハノイ市で金箔入りの料理を出すレストランが出現したことがあったが、保健当局に禁止されたためつぶれてしまった。その後話題にならなかったが、最近再び金粉・金箔入り飲食物がブームになりつつある。イタリア産の輸入酒は1本(750ミリリットル)で約700万ドン(約2万6800円)。中秋節(旧暦8月15日)の高級月餅(げっぺい)は1個で約300万ドン(約1万1500円)。金を食べると、健康に良いと信じられている。
さらに各エステサロンは、金箔パックエステサービスを提供している。1回当たりの料金は180万~400万ドン(約6900~1万5300円)。大金持ちの奥様達の間では、すっかり当たり前のサービスになっているという。