ハノイ市では自動車の交通量が年間10~15%のペースで増加し続ける一方、駐車場建設計画は一向に進展していない。そのため路上や歩道に駐車する車が増え、交通渋滞の原因になっている。23日付ラオドン紙(電子版)が報じた。
同市交通運輸局によると、現在市内には1178か所の認可された駐車場があり、総面積は43ヘクタールに上る。しかし、これは必要とされる駐車スペースの8~10%にすぎないという。これらの駐車場からあふれた車は、集合住宅、学校、役所などの駐車場か、路上に駐車している事になる。
同局のグエン・ホアン・リン副局長は「公共駐車場は必要な場所で少なく、必要でない場所では余っている。特に市内の8つの区では数が少ないばかりか、サービスの質も低い」と認めている。
同市人民委員会は市内の各政府機関に対し、周辺の路上に駐車しないよう求める文書を送付したが、効果はほとんど上がっていないようだ。