ホーチミン市保健局査察部は11月26日、同市ゴーバップ区グエンタイソン通りのホアンティンハオ社に立ち入り検査を行い、同社社長で自称医師のホアン・ティ・ティン(女)が電気ショック療法による治療を行なっている現場を発見した。
ティン社長は漢方薬治療を短期間学んだ経験はあるが、医師免許は取得していない。それにもかかわらず、医師を勝手に名乗ってベトナムでの流通が認められていない中国製の電気ショック設備を使って治療行為をしていた。査察部はこの設備を押収するとともに、治療行為を直ちに中止するよう命令した。
同社は健康食品やフェースマッサージ器などのマルチ販売も手掛けており、査察部は合計56箱のスピルリナ・真珠カルシウム・霊芝などを封印処分とし、同社の事業登録許可証を一時没収処分とした。