資源環境省はグエン・タン・ズン首相の指示に従って、今月7日から中部高原地方のラムドン省タンライ地区とダクノン省ニャンコー地区でボーキサイト採掘状況の調査を実施する。同省の調査団が直接採掘現場に入って周辺環境への影響なども調べるほか、2省の人民委員会、ベトナム石炭鉱産グループ(ビナコミン)の幹部らとボーキサイトの埋蔵量について話し合う。また環境対策の強化についても提案する予定だ。
また、今月中に同省の8つの調査団が全国の16省市で鉱産物採掘状況の調査を実施する計画。3日から16日までは▽タイグエン省▽カオバン省(以上、北部)▽タインホア省▽ハティン省(以上、北中部)▽タイニン省(東南部)▽アンザン省(メコンデルタ地方)。10日から22日までは▽ハイズオン省▽ハイフォン市(以上、北部)▽ダクラク省(中部高原地方)▽ビントゥアン省(東南部)▽ビンディン省▽フーイエン省(以上、南中部)。15日から30日までは▽クアンビン省(北中部)▽トゥアティエン・フエ省(中部)▽トゥエンクアン省▽フート省(以上、北部)。
各調査団は、鉱産物の探査・採掘・加工案件の許可にあたっての地方人民委員会の対応状況、鉱産物の採掘・加工活動が周辺の環境(森林・川・湖など)や社会秩序に及ぼしている影響などについて調査し、問題点を報告することになっている。