保健省は14日、狂犬病感染による死者が今年は2006年に比べ急ペースで増加していると明らかにした。2006年の死者数は20省市で80人だったが、今年は1~8月までですでに81人に上っている。また、動物にかまれてワクチン接種を受けた人の数は8カ月で約33万3500人に上っている。特に北部のフート省・ハタイ省・イエンバイ省で多くなっているという。
農業農村開発省は、これまでの状況から狂犬病感染が全国的に広まる恐れがあるとして、各地方の農業農村開発局に対し狂犬病感染予防活動を強化するよう指示した。具体的には、飼い犬や飼い猫のワクチン接種率を80%以上とすること、野良犬退治などを行うよう求めている。