8日、ホーチミン市公安は3ヶ月に渡る捜査の結果、ハー(32歳・女性)が組織する学生売春組織を摘発した。
同市3区ハイバーチュン通りのあるホテルに踏み込んだ捜査員は、売春を行っていた3組の男女を現行犯逮捕した。驚いたことに3人の売春婦たちは一様に若く美しい大学生や高校を卒業したばかりの少女であった。調べによると3人は同市1区・3区の高級ホテルに滞在し、ハーから電話を受けると客との待ち合わせ場所にタクシーで出かけ売春を行い、1人当たり100~150米ドルの報酬を受け取っていたという。
ハーの組織には北部ハノイ・ハイフォン・トゥエンクアン・バクニンなどの各省から選りすぐりの若くて美しい女性たちが集められ、ひと月に1人当たり2000~3000米ドルも稼いでいたという。
公安のある幹部は「売春婦が旅行客を装ってホテルに長期滞在し、頻繁に移動を繰り返すことで捜査の目をくらますという売春組織の新しい形態です」と語る。ハーは、2005年6月から売春の斡旋を行っており、客1人につき売春婦から40万ドン(約2800円)を徴収していた。