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- SNSで横行する自宅包茎手術サービス
- 手術中に止血ピンが外れて大量出血
- 術後に陰茎が腫れあがって緊急搬送
ホーチミン市ビンザン病院は6日、タトゥーアーティストを雇って自宅で包茎手術を受けた24歳の青年が陰茎の内出血で緊急搬送されたと発表した。
N・V・Hさんは陰茎が酷く腫れあがった状態で緊急搬送された。陰茎だけでなく、陰部全体に血腫が広がっていたため、血腫の排出と止血、縫合の緊急手術が行われた。
Hさんによると、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で、自宅で受けられる包茎手術サービスを探して、素性もよく知らないタトゥーアーティストに手術を依頼した。タトゥーアーティストを下宿先に呼んで手術を受けた際、止血のための金属ピンが外れて大量に血が流れた。
タトゥーアーティストは糸で簡単に縫合して下宿先を去っていったが、その後も出血が止まらず、タトゥーアーティストとは音信不通となった。Hさんは知人に連絡して下宿先近くの医療機関に搬送され、応急処置を受けた後、ビンザン病院に転送となった。
ビンザン病院の医師らは緊急手術で血腫の排出と止血、縫合を行った。約1時間の手術では、血腫を取り除くために包皮を再度切開し、止血のために陰茎裏の血管を縫合した。術後は腫れもおさまり、経過も良かったため、患者は3日後に退院し、現在は自宅で療養している。
SNS上では、同様のサービスを紹介するアカウントが多数あり、医師によると、正規の医療施設で包茎手術を受けなかった患者が病院に運び込まれたのは今回が初めてではないという。今回の非正規の術者も正しい知識と経験がないため、トラブルに対応できなかった。Hさんは病院への搬送が早かったため、感染症や陰茎の壊死を引き起こす前に処置ができたとのこと。