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- エンタメ界でのベトナムの注目度高まる
- 世界的に著名なアーティストの公演も
- 熱狂的なファンはファン層全体の13%
ドイツの市場調査会社スタティスタ(Statista)とソーシャルメディアに関するグローバルなクリエイティブエージェンシーであるウィーアーソーシャル(We Are Social)のデータを引用した、豪ロイヤルメルボルン工科大学ベトナム校(RMITベトナム)の報告によると、2024年におけるベトナムの音楽オンラインストリーミングサービスによる売上高は4000万USD(約63億円)に増加すると推定されている。
直近2年間で、エンタメ界でのベトナムの注目度が大いに高まっている。これまでのようにキャリアの全盛期を過ぎたアーティストだけでなく、BLACKPINK(ブラックピンク)やケイティ・ペリー、チャーリー・プースなど、現在進行形で世界的に著名なアーティストの公演も続々と開催されている。
こうした中、ファンがアーティストの音楽とイメージに惹かれ、デジタル音楽の消費に変化を生み出している。ファンでない人々はソーシャルメディアプラットフォームでおすすめされた音楽を気軽に聴くが、熱狂的なファンはオンラインでの交流やライブイベントへの参加を通じてアーティストと積極的に関わり、サポートしている。
熱狂的なファンはベトナムのファン層全体の13%を占めている。彼らはアルバムの購入やコンサートへの参加など、アーティストの人気向上に積極的に貢献している。また、スポティファイ(Spotify)などのデジタル音楽プラットフォームの音楽や、ファンクラブのソーシャルメディアグループ、アーティストのブランド商品などに毎月21USD(約3300円)を費やしている。