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ホーチミン市7区フーミーフン新都市にある韓国人が住む家屋で21日未明に発生した殺人事件で、同市警察は殺人容疑で韓国人の男を逮捕した。
この男は21日午前1時40分ごろ、Y・S・Yさん(男性・50歳)宅のフェンスを乗り越えて侵入し、家の中にいたYさん、妻のJ・Y・Sさんと娘(16歳)の3人を次々を刃物で刺した。
隣人住民と隣の工事現場の作業員たちが悲鳴を聞いて集まってきたが、施錠されていたため、家屋の中に入ることはせず、警察に通報。駆け付けた警察が家の中で倒れている3人を発見した。犯人は家の中にあった携帯電話4台を盗み、Yさん夫婦が所有する小型車で逃走した後だった。
妻のSさんはその場で死亡。首を切られたYさんと腹部を刺された娘はFV病院に救急搬送されて一命を取り留めた。事件発生時には、12歳の男児も家にいたが、幸い襲われることはなかった。
小型車は事件発生から2時間後、7区に隣接する2区トゥーティエム橋付近の人気のない空き地で、火を点けられて炎上した状態で地元住民に発見された。
その後、警察は容疑者を韓国人の男と特定。単独犯で、プロのような手際を見せた容疑者は、7区のマンションに潜伏していたところを緊急逮捕された。警察は怨恨が原因と見て事件の全容解明を急いでいる。