(C)live.thuvien247.net |
ホーチミン市在住の女性が、息子のフェイスブックアカウントから連絡を受けて1000万ドン(約4万6000円)を騙し取られるという詐欺事件が発生した。8日付トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。
被害者のトゥエット・マイさんは先月末、息子のフェイスブックアカウント経由で「携帯電話のプリペリペードカードを100万ドン(約4600円)分購入して、カードに記載されているチャージナンバーを知らせて欲しい」と連絡があった。何か急な出費でもあったのだろうとマイさんはすぐにカードを購入し、チャージナンバーを知らせた。ところがその後何度も息子から同様の催促があり、1000万ドン(約4万6000円)分のチャージナンバーを知らせたところで、息子のフェイスブックのアカウントが何者かに乗っ取られ悪用されていることがわかった。
マイさんから被害の連絡を受けた携帯通信サービス会社は7日、マイさんが犯人に連絡したチャージナンバーの記録を照会し、使用者の特定を試みている。犯人はチャージナンバーを第三者に売ることで金を手にしていると考えられる。
このような詐欺事件は昨年半ばくらいから頻繁に発生しており、若者の間ではもはや古い手口と思われているが、知識のない年配者が今後も詐欺にあう可能性が高いため、フェイスブック使用者は周囲に注意を呼びかけたほうが良いだろう。また、アカウントの乗っ取りは、友人のアカウント(これも乗っ取られたもの)から送られてくるメッセージ内にあるURLをクリックすることでパスワード読み取りソフトをダウンロードする方法で行われるため、知り合いからのメールであっても安易にクリックしないよう警戒が必要だ。