6月25日午後1時ごろ、北中部ハティン省ハティン市ナムハー地区グエンビエウ通りに住むグエン・ティ・チャウ・ロンさん(61歳)の自宅前で、男による自爆事件が起きた。男は死亡したが、ロンさんの家族7人は奥の部屋にいたため無事だった。
ロンさんは「昼寝中にものすごい爆発音がしたので飛び起きた。隣家でガスボンベが爆発したかと思った」と話す。ロンさんらが外に出てみると、表に面した部屋のガラスはすべて割れ、玄関の鉄製の扉も吹き飛んでいたという。
自爆したのはグエン・バン・チエン(38歳)で、ロンさんと同居している実の娘Hさん(35歳)の元同僚。Hさんとは一時期恋愛関係にあったという。チエンはばくちをしていることが発覚して仕事を解雇され妻とも離婚した。チエンはHさんと無理心中を図ろうとして今回の凶行に及んだとみられている。