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- 7省・市で計9か所のカジノ案件展開中
- ベトナム人入場の許可取得済みは2か所
- 「コロナ・フーコック」は実際に試行中
政府は4日、カジノ事業やカジノ入場の対象者などの細則を規定した政令第3号/2017/ND-CPの一部を改正する政令第145号/2024/ND-CPを公布した。新政令は即時施行された。
政令第145号によると、ベトナム人のカジノ入場について、当局から許可を取得した最初の施設は試行期間を2024年12月31日までとし、その他の施設はカジノ事業のライセンス取得から3年間とする。
2024年10月現在、◇東北部地方クアンニン省、◇同ラオカイ省、◇北部紅河デルタ地方ハイフォン市、◇南中部沿岸地方ダナン市、◇同クアンナム省、◇東南部地方バリア・ブンタウ省、◇南部メコンデルタ地方キエンザン省の7省・市に計9か所のカジノ案件がある。
ただし、9か所のうち、ベトナム人のカジノ入場について許可を取得したのは2か所のみとなっている。
このうち、地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のフーコック観光開発投資(Phu Quoc Tourism Development And Investment)が南部メコンデルタ地方キエンザン省フーコック市(島)で運営している「コロナ・フーコック(Corona Phu Quoc)」は、同試行事業のもとで実際にベトナム人の入場を試験的に受け入れているが、これ以外の案件はまだ事業を開始していない。