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- 新薬局チェーン1号店がHCMでオープン
- ライバル薬局ロンチャウの真向かいに位置
- ベトナム系アメリカ人ブランク氏が開業
ドラッグストア大手のファーマシティ(Pharmacity)の創業者クリス・ブランク氏はこのほど、ホーチミン市で新たな薬局チェーン「フオンホアン(Phuong Hoang)」の1号店をオープンした。同氏がフェイスブック(Facebook)で明らかにした。
同店舗は、ファーマシティのライバル企業であるベトナムIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)傘下のFPTリテール[FRT](FPT Retail)が運営する薬局「ロンチャウ(Long Chau)」の真向かいに位置している。
薬局チェーン「フオンホアン」は、今年5月に設立されたフェニックスファーマシーズ(Phoenix Pharmacies、ホーチミン市ビンタイン区)が運営。同社の法的代表者は、カオ・マイ・ゴック・アイン女史が務めている。
米国生まれのクリス・ブランク氏は、母方の祖母がベトナム系で、本人もホアン・チーというベトナム名を持つ。幼少期に交通事故で両親を亡くし、祖母の提案でベトナムに移住。成長した同氏は、ビナキャピタル(VinaCapital)やホーチミン市証券[HCM](Ho Chi Minh City Securities)などの国内大規模の投資ファンドや証券会社のアナリストとして働いた後、2011年にファーマシティを設立。その後、2022年に健康上の理由により同社の社長と法的代表者の職を辞任していた。