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- 試運転は2段階で実施、11月17日まで予定
- 47の異なるシナリオを想定して試運転実施
- 12月に運行開始の見通し
ホーチミン市都市鉄道(メトロ)管理委員会(MAUR)は2日、MAURが投資主を務める同市メトロ1号線(ベンタイン~スオイティエン間)の試運転が1日に始まったと発表した。
試運転は以下の2段階で行われる。
◇第1段階:プロジェクトのコンサルタント役を務めるNJPTアソシエーション(NJPT Association)の主管のもとで実施。
◇第2段階:メトロ1号線を運行するホーチミン市人民委員会傘下のメトロ1号線有限会社(HURC1)の従業員が実施。
試運転は11月17日までの予定。期間中は全区間のさまざまな地点で、通常運行から、火災や爆発、停電、冠水、信号故障などの緊急事態に至るまでの47の異なるシナリオを想定した運転を行う。
試運転期間中の運行間隔は、正式運転時と同じ4分30秒とする。
フランス系ビューローベリタス(Bureau Veritas)と交通運輸省傘下の交通運輸設計コンサルタント総公社(TEDI)の共同企業体がHURC1による試運転の評価を実施し、11月18日から30日にかけて安全性評価報告書を完成させ、同省傘下鉄道局に提出する。
建設省傘下の国家建設工事検収評議会はこれを踏まえ、同プロジェクトの見分受領を行う。メトロ1号線は12月に運行を開始する見通し。