- 自然の生態系に影響を与える可能性
- 値段は大きさなどによって1万~数十万VND
- ミシシッピアカミミガメは駆除の対象
ホーチミン市の道端で「幸運を呼ぶ金のカメ」と称してカメを販売している人がいる。ただし森林保護当局によると、このカメは自然の生態系に影響を与える可能性がある外来種のミシシッピアカミミガメだという。
(C) tuoitre |
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9日に同市ゴーバップ区のタンソン通りの歩道でカメを売っていた女性によると、販売しているのは「金のカメ」、インドシナニシクイガメ、アカミミガメの3種類で、値段は大きさや年齢に応じて1万VND(約63円)から数十万VND(10万VND=約630円)だという。
頭の両側に2本の赤い筋があるカメが「幸運を呼ぶ金のカメ」で、値段は20万~30万VND(約1250~1880円)だ。女性は「金のカメだけが幸運を呼び込むことができる。大きいカメほど大きな幸運を手にできる」と語った。カメの仕入れ先については、養殖もので、野生で捕獲したものではないと説明した。
「金のカメ」の写真を見た森林保護官は、外来種のミシシッピアカミミガメと判断でき、規定によれば駆除の対象になっていると指摘した。また、インドシナニシクイガメは、絶滅危惧森林動物リストのIIB類に属しており、合法的な原産地証明書がない取引は禁止されているという。