保健省傘下の労働衛生環境研究所はこのほど、ハノイ工科大学と連携し、電解水を使用した全身消毒ルームを開発した。現在、電解水消毒ルームと、並行して開発を進めてきたオゾンと熱を使用した消毒ルームの2基を試験的に同研究所の門に設置して職員や来所者の消毒を実施している。
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消毒ルームは広さ1m2、高さ2mで、中に人が入ると赤外線センサーが察知し、室内360度から霧状の電解水が散布され、わずか15~20秒ほどで身体や洋服、持ち物の表面に付着したウイルスを90%まで消毒できる。またこの消毒ルームはモジュール設計により組み立てや運搬が容易で、1日当たり1000人の消毒が可能。
研究所の所長は、全身消毒ルームにより診療現場や企業、学校、商業施設など多くの人が集まる場所におけるウイルス感染防止の一助となればとコメントしている。