英国で10月23日にベルギーより到着した冷凍コンテナ内から39人のベトナム人の遺体が見つかった事件で、11月30日午前、39人のうち23人の遺体と遺灰を乗せたベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)の航空機がハノイ市ノイバイ国際空港に着陸した。
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これに先立つ11月27日には、16人の遺体が同じくHVNの航空機でノイバイ国際空港に搬送された。今回の搬送で39人全員が無言の帰国を果たしたことになる。
23人のうち一部の犠牲者については、遺族の希望により遺灰の状態での帰国となった。それぞれの遺体および遺灰は、犠牲者の出た各地方自治体が手配した救急車に載せられ、埋葬のため故郷へ運ばれた。
外務省によると、搬送費用は遺体が棺に入った状態であれば2208GBP(6620万VND=約32万円)、遺灰の状態であれば1370GBP(4110万VND=約19万9000円)。
政府が国庫から資金を拠出して遺体の搬送費用を立て替え払いするが、最終的には遺族が負担することになっており、地方自治体が遺族に働きかけながら費用を政府に返済する。
なお、犠牲者の出身地と人数、性別、年齢は以下の通り。
北中部地方ゲアン省:21人(男性15人・女性6人、18~44歳)
北中部地方ハティン省:10人(男性9人・女性1人、15~37歳)
北中部地方クアンビン省:3人(男性3人、27~33歳)
北部紅河デルタ地方ハイフォン市:3人(男性2人・女性1人、15~41歳)
北部紅河デルタ地方ハイズオン省:1人(男性1人、17歳)
北中部地方トゥアティエン・フエ省:1人(男性1人、34歳)