ベトナムと英国は15日、移住に関する関係改善と人身売買の防止に関する第1回移住対話を開催した。英国内務省のマシュー・ライクロフト(Matthew Rycroft)次官による2日間のベトナム訪問の一環として行われた。
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対話は、移住に関する協力の改善と両国の移住パートナーシップの潜在力の発揮を目的として、「安全な移住と出入国に関するコミュニケーション」、「移住者の帰国」、「偽装文書と出入国に関する新たな政策」、「人身売買の防止」の4項目について議論した。
ライクロフト次官は、安全で合法的な英国への移民ルートの確保と、人身売買犯罪の防止及び被害者の保護で協力することを約束すると述べた。
ライクロフト次官は、ベトナムの公安省や国防省、労働傷病兵社会省の幹部らとも、組織的犯罪、とりわけ人身売買犯罪の防止における協力や、人身売買被害者の保護や支援、能力向上訓練に関する協力について協議した。
2019年10月に英国エセックスで起きたベトナム人39人がコンテナ内で死亡した事件の捜査協力を実施して以降、両国の移住に関する問題での協力関係は深まっている。双方はこの関係を継続することを希望している。