グエン・スアン・フック首相がこのほど承認した「2030年までのベトナム人口戦略」では、2030年における全国の人口が約1億0400万人、平均寿命が75歳、健康寿命が68歳以上などの目標を掲げている。
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戦略目標としては、代替出生率(長期的に現在の人口規模を維持できる出生率)を2.1で維持し、出生率の地域間格差を縮める。また、男女出生比(女児100人に対する男児の数)を低下させ、自然の男女出生比となることを目指す。
年齢構成は、15歳未満の子供の比率が22%、65歳以上の高齢者の比率が11%、依存人口比率(対生産年齢人口比)が49%に達する見通し。
男性の身長は1.685m、女性は1.575mとなり、2016年の男性の1.644m、女性の1.534mから改善する見通し。人間開発指数(ヒューマンデベロップメントインデックス=HDI)については、東南アジアの上位4か国の一つとなる見込みだ。
なお、直近の国勢調査結果によると、2019年4月時点の全国人口は9620万人で、東南アジア地域で3位、世界では15位につけている。うち男性の人口が4788万人、女性が4832万人となっている。