1月から数回にわたり発生したアジア各国を結ぶ海底ケーブル「イントラアジア(IA)」のトラブルは、現在復旧工事が進められており、25日にもインターネットアクセスが完全に復旧する見通しだ。
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同ケーブルは1月10日と11日に続けてトラブルが発生し、予定では2月25日までに復旧工事が完了する見通しだったが、シンガポール沖で新たにトラブルが発生し復旧の目処が立っていなかった。
国内のインターネットサービスプロバイダー(ISP)は、迂回ルートの通信量を拡張するなどの対策を取っているため、IAのトラブルによるインターネットアクセスへの影響はさほど大きくないようだ。
IAは2009年に運用が開始された全長6800kmの海底ケーブルで、ベトナム、シンガポール、フィリピン、香港、日本を結んでいる。
一方、2月18日に切断事故が発生したベトナムと香港を結ぶ光海底ケーブル「アジア・アメリカ・ゲートウェイ(AAG)」については、27日か28日までに復旧工事が完了し、AAGを通じたベトナムから海外へのインターネットアクセスが完全に復旧する見通しだ。