ホーチミン市内の10区、11区などいくつかの地区で、数ヶ月前から茶色く濁った水道水が出ていた問題で、このほど、同市人民委員会は原因調査のため派遣されたフランスの専門家らの報告を受けた。
それによると、水道水汚濁は鉄やマンガンを酸化させる2種類のバクテリアの仕業だった。また、もう一つの原因として、浄水処理前の水のマンガン含有量が非常に高かったことが指摘された。ただしこの点については、既に浄水場がマンガン含有量を削減する設備を導入しており、実際それ以降は汚濁が発生していない。
長期的な解決策として専門家らは、老朽化した水道管の取替えや貯水池での貯水時間の短縮などを提案した。